DISASTER PREPAREDNESS
防災 vol.4
みんなで備える防災―要配慮者を地域で支えるために
2026/9/25 公開防災要配慮者地域支援
災害時に自分で身を守ることや避難するときの行動が難しく、手助けを必要とする人を「要配慮者」といいます。本人や家族だけでなく、地域のみんなで協力して災害に備えましょう。
支援の方法は一人ひとり違います
本人と相談して決める支援方法障がいの特性や体調、生活環境によって、必要な支援は異なります。本人の希望を確認し、できることを尊重しながら手助けしましょう。
- 視覚障がいのある人には、ひじや肩に軽く触れてもらい、半歩前をゆっくり歩く。方向は時計の文字盤などを使って具体的に伝える
- 聴覚障がいのある人には、近くで待って正面から口を大きくはっきり動かして話す。伝わらないときは筆談や手のひらへの指書きを使う
- 車いすを利用する人を階段で支援するときは3人以上で補助し、上りは前向き、下りは後ろ向きにする
- 傷病者や高齢者は複数の支援者で対応し、急ぐときはひもなどを使って背負い、安全な場所へ避難する
個別避難計画と地域のつながり
支援が必要な人の名簿個別避難計画では、一人ひとりの状況に合わせて「いつ、どこへ、誰と、どうやって逃げるか」などを決めます。地域で支援する人は、要支援者と連携して具体的な計画をつくりましょう。
- 避難に不安がある人は、町内会や自治会、自主防災組織などと普段から交流し、必要な情報を伝えておく
- 市区町村が名簿を関係機関へ提供するときは、本人の同意を得る
- 要配慮者と支援する人が一緒に地域の防災訓練へ参加する
支援を受ける人も、できることを持ち寄る
地域の防災活動には、さまざまな人の力が必要です。高齢者は過去の経験や知恵を伝え、日本に長く住む外国人は通訳の役割を担うことができます。
「支援が必要だから何もできない」と決めつけず、本人と相談して役割を考えることが大切です。
今日の備えチェック
- 障がいの特性や必要な配慮を、家族や地域の人に伝えた
- いつ・どこへ・誰と・どう避難するか決めた
- 地域の防災訓練や自主防災活動を確認した
CHECK YOUR KNOWLEDGE
確認クイズ
記事のポイントを3問で振り返ってみましょう。
参考:平塚市福祉部障がい福祉課「防災・減災のポイント」。掲載内容は同冊子の内容に沿って、本サイト向けに要約・再構成しています。
イラスト:いぢちひろゆきの防災「無料」イラスト